橋口宏樹の言いたい放題サッカー日記

Deportivo YH 代表の橋口宏樹です.情熱的なアルゼンチン・ブラジルサッカーに深い感銘を受け30年!日本・南米サッカーの表方,裏方に従事し21年!サッカー事情や日々の生活で感じたことを,ざっくばらんにカジュアルに掲載していきます.

アルゼンチン人プロサッカー監督から学んだこと:教え過ぎない,指摘し過ぎない

おはようございます.Deportivo YH の橋口宏樹です.

 

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アルゼンチンでユースチームのコーチをしていた頃,

「ボールを受ける際のターン技術 (体の向き) 」

について,監督と議論したことがあります.

 

監督は,

Club Atlético Boca Juniors等でプレーされた,Horacio Barragán氏です.

 

試合形式のトレーニングで,

フリー状態の選手がスペースの方向とは,逆の体の向きでターンをし,

時間がかかってしまったので,練習後に監督に指摘したところ,

 

監督:

「フリーなんだから,ターンできればいいんじゃないか」

 

私:

「そうなんだけど,スペースの方へおへそを向けることで,もっと早く展開できた」

 

監督:

「それは,分かっている」

「結果的にミスもなく,シュートまでいくことができたから,指摘しなかった」

 

その後は,ビールを飲みながらでしたが,

  • 日本では,そこまで指摘しているのか
  • 状況,場所,時間帯によるが,常に指摘することで,選手が考えなくなるんじゃないか
  • 選手はミスをおかし,自分で気づくことで成長する

 

という彼の発言を,10年ほど経った今でも覚えています.

 

日本の幾人もの指導者の方から,よく耳にすることは,

  • 新たなことに取り組むと,それまでのことができなくなってしまう
  • 選手は,ベンチを見て私たちの指示を待っている

 

当然ながら,

技術の伝え方・考え方は,千差万別かと思います.

 

今回お伝えしたことは,私にとっては考えさせられる出来事でした.

 

サッカーには大原則がありますが,

特に技術指導においては,さじ加減が難しく,それぞれの選手の理解度も異なるため,正解がないように感じています.

 

選手が指導者に対し意見する際,

答えられない指導者,判断の選択肢を他にアドバイスできない指導者は,

私は相応しくないと考えています.

 

J○Aの指導者ライセンス受講時にインストラクターに質問しましたが,

「それ以外ない!」との返答でした.

違和感を覚えましたので,それ以降は日本のライセンスコースを受講していません.

今後も受講を考えていません.

すみません,話が脇道へ逸れてしまいました(^_^;)

 

指導者と選手では,

お互いの運動生活史がそもそも異なるので,大なり小なりの誤解が生じてしまうのはどうしても避けられず (岡端,2009) ,

 

指導者と選手は,

運動の質の内容についての相互理解を深めておくことと,

 

練習中や練習後に指導者は,

選手の自己観察の気づきをしばしば尋ねることが必要であることを浦井ら (2010) は述べています.

 

私が考える,選手にとって信頼できる指導者とは,

選手の感覚に寄り添い,選手の感覚に入り込む指導者が良い指導者であると考えています.

 

しかしながら,日々のトレーニングにおいては,

過去の良くない経験や潜在的な苦手意識により,選手の意欲や向上心が欠如している場合が考えられるため,

 

チーム全体だけではなく,

個人に焦点をあて興味を持ってもらう教示法や言葉かけ,及び選手の立場に立ちきった指導が最低限必要だと考えます.

 

今日もありがとうございました.

 

Deportivo YH  橋口宏樹