こんにちは.Deportivo YH の橋口宏樹です.
ご訪問いただき,ありがとうございます.
昨年末頃から,目の異常を感じており,年明けよりPCやスマホの使用を控えています.
はてなブックマークやTwitterの方にコメントをいただいており,返答できていないことをお詫びいたします.
今日は,ジュニア年代における「負荷管理」について,
私が感じていること,あるべき姿について,述べていきたいと思います.
昨年より不定期ではありますが,都内のジュニアチームの指導を行うようになり,
指導の難しさを感じています.
その難しさとは,
膝や踵,股関節に痛みがある選手が多数おり,
その怪我を悪化させてはいけない責任と,トレーニング量・強度をより良く管理することができないことです.
一般的に日本のジュニアチームでは,
チームで活動していますが,全体練習のない日には,
技術向上のためにサッカースクールに通ったり,パーソナルコーチを雇われている方がいます.
チームのみの活動であれば,冒頭に述べた,トレーニング量・強度を適切に管理することが可能であり,障害に発展することは少なくなります.
また,休むことで,慢性的な障害に発展することを防ぐことができ,
私が今現在悩んでいることが解決するのですが,現実的に難しいように感じています.
私が考える解決策として,
- チーム内,外部サッカースクール指導者との情報共有を積極的に行う
- 保護者や関係者の方に確度の高い情報を提供・共有し,「休む」ことを推奨する環境をつくる
- 指導者のエゴを捨て,選手の現在・将来を客観的情報を基に検討する
- ジュニア年代の負荷管理についてのガイドラインをより具体化する
- 痛みや兆候が出てきた場合には膝等の関節に負担のかからない水泳等を実施する
私が滞在していたアルゼンチンのジュニアチームでは,
週に5日のトレーニング + 試合 というのが一般的です.
クラブ名を掲載することはできませんが,
膝や股関節に問題が出てきた場合には,翌年,クラブの一員として活動できなくなることがありました.
日本と同様に,現地にもサッカースクールはありますが,
チームで活動している選手が多く,負荷管理を徹底的に行っているため,障害発生率が低い傾向にあるように感じています.
また,ジュニア期の障害における考え方が,日本国内と欧米では異なるため,
参考までに再掲載いたします.
他人と比べることで肩に力が入り,無理をしてしまいますので,
成長できた内容や過程に目を向けることが,サッカー上達のコツの一つだと私は考えています.
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました.
Deportivo YH 橋口宏樹